特集ページ: 製作レポート:

以下の記事は「公益財団法人トトロのふるさと基金」様の許諾を得て掲載させていただいております。
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子供達がさわれて一緒に写真を撮れるような大きなトトロ

公益財団法人「トトロのふるさと基金」様から「子供達が抱きついたりして記念写真を撮れるような大きなトトロを作れますか」というご相談を受け、「柔らかいトトロ」をつくることになりました。

 

ちなみにこの「柔らかい造形物」をつくる技術は弊社が独自に開発した方法で、これまでにこの方法でつくったもののひとつに「実物大の柔らかいキノコ巨大なキノコの遊具」というのがあります。

これは各地の博物館などで「さわって遊べる巨大キノコ」として展示され、特にちいさなお子さん達に恐ろしいほどの人気を博しているようです。

 

 

まずは簡単な設計図面を作成。

原作に出てくるトトロの表現は実に様々なパターンがあり、特に顔をどのパターンのトトロにするかでかなり悩みました。

映画のトトロでも、人間のおじさんみたいな表情をするときもあれば、ぬいぐるみみたいな可愛いときもありますね。

トトロが実際にいたらツメはかなりの殺傷能力がありそうです。

 

WEB上で探してもなかなか「トトロの立体造形物の正解」というものが無いようなので、まず3Dモデルを作成してイメージの確認をしました。

 

 

そして制作にかかるのですが、、

 

制作工程はお見せ出来ない部分が多いので大幅に省略します(涙)。

塗装する直前はこんな感じの柔らか~い質感になります。

 

ただし目だけは柔らかくありません。

弊社の「歩く恐竜シリーズ(DINO-A-LIVE)」でも使われている軽量でリアルな眼球造りの技術を使って目を作りました。 

リアルな目にこだわったのは「原作アニメの雰囲気と、生き物っぽい実在感を併せ持ったトトロ」にしたかったからです。

あまり目だけをリアルにすると気持ち悪くなるかも・・・等と心配しながらの制作です。

柔らかいトトロ完成。

ひげは「子供が引っ張るかもしれない」ということでかなり太めになりました。

 

横顔。

今回は耐久性等の関係で毛並は描画仕上げになりましたが、実際のフェイクファーなどで仕上げても結構リアルな存在感が出るかもしれません。

搬送は軽トラックで。

おさまりが良すぎるというかなんというか、若干サイズオーバーかもしれません。

このままむき出しで道行く人々の注目を集めながら走りたい気持ちもありましたが、さすがに危険なので厳重に梱包して運びました。

会場に設置されたところです。

トトロの森の仲間たち」という企画展です。

子供達が走って寄ってきます。

やはり皆さんヒゲが気になるようで、さっそく引っ張られ足り曲げられたり大人気のヒゲでした。

頑丈に作っておいて良かったです。

後姿。

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